中学生の時期に意識して摂りたい栄養素

バランスの良い食事は、人間の脳神経を刺激してイライラを鎮める働きがあります。不飽和脂肪酸・カルシウム・ビタミンＣ・たんぱく質などをしっかり摂るようにしてください。さばやいわしなどの青魚や牛乳・卵・チ－ズ・納豆・野菜・果実・海藻などを毎食に分けて摂取すると効果的です。より脳の働きを良くするための栄養素には、ビタミンＢ群がお勧めです。ビタミンＢ１・Ｂ２・Ｂ６・Ｂ１２が含まれた食材でメニューを考えてください。胚芽・うなぎ・卵・チ－ズ・レバ－・小魚・肉類にも含まれています。好きなものだけを食べるのではなく、和風・洋風・中華風などいろいろな料理から栄養を摂取することが大事です。

特にカルシウムの蓄積量は、成長期にピークを迎えるといわれています。この時期にしっかり摂取することが重要で、大人になってから蓄積量を増やすことは不可能です。骨を作るだけではなく、脳と筋肉を繋いでいる神経系の伝達や筋肉の収縮にも利用されています。カルシウムの吸収に必要なビタミンDが含まれている、魚介類・卵・きのこ類も積極的に摂取しましょう。さらに、身体が成長するということは血液の循環量も比例して増えていきます。血液のもととなる鉄分は、成長期には不足しがちな栄養素とされています。エネルギー代謝や免疫機能、中枢神経系にも影響していて、運動能力を左右させる栄養素です。貧血と聞くと女子のイメージが強いと思われますが、男子も貧血になるので注意しましょう。