成長期に必要な栄養について
子どもと一緒になって栄養について考えよう
成長期の子どもの身長を伸ばすために必要な栄養は、カルシウムだけではありません。確かに骨の約80%はカルシウムでできていますが、残り約20%はたんぱく質です。では、カルシウムとたんぱく質だけをたくさん摂ればいいかというと、その答えNOです。
骨の合成を促進させるためには、成長ホルモンが必要になります。成長ホルモンに必要な栄養素は、鶏肉、マグロ、エビ、大豆製品などに含まれるアミノ酸であるアルギニンと、牡蠣、うなぎ、レバー、牛肉などに含まれる亜鉛です。この2つの栄養素を摂れば成長ホルモンが分泌される訳ではなく、食材と適切な睡眠・運動により成長ホルモンが分泌されます。しかし、成長ホルモンが分泌されれば、すぐに骨ができるわけではありません。骨を作るために必要な栄養素とされる牛乳、チーズ、小魚、桜エビなどに含まれるカルシウムと、カルシウムの吸収を促すきのこ、鮭、魚卵などのビタミンD、カルシウムを骨に吸着させるために必要な納豆、大葉などのビタミンK、骨の材料になる肉、魚、豆類、乳製品のたんぱく質、コラーゲンを合成させるビタミンCも重要です。
このように、身長を伸ばすためにはさまざまな栄養が必要であり、何か一つの要素だけということありません。適切な睡眠・運動・栄養の3つが揃ってはじめて骨の成長が成り立つのです。一番重要なことは、バランスの良い食事を摂ることがどれだけ大切かを子どもへ教えることです。身体のためにどうして必要なのか?早寝早起きがなぜ健康に繋がるのか、一緒になって考えてみてはいかがでしょうか。
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