スポーツ障害の予防ポイント
親は注意深く見守ろう!
身体の違和感や痛みは、スポーツ障害を知らせる重要なサインの場合があります。「痛い」と言ったり練習を休むと、目標にしてきた試合に出してもらえないと思いこみ、無理して練習を続ける子どもがいます。親や指導者は、子どもが気軽に痛いと言える環境作りをし、一人一人のフォームや表情の乱れに気づくよう努めてください。例えば野球の場合、投球フォームの肘がだんだんと下がってきたら、肘に痛みが起こっているかもしれません。膝の下を押さえると痛むようであればオスグッド・シュラッター病の可能性があります。我慢していると、将来的に障害が残ったり心の病へと繋がりますので、親や指導者は注意深く子どもを見守ることが大切です。
スポーツによる障害を防ぐためには、運動前のストレッチは欠かせません。準備運動は、体温や代謝を高めて、関節を柔軟にします。時間をかけてゆっくりと15~20分、ストレッチやジョギングをして身体を温めましょう。急な動作に勢いをつけて行うのではなく、ゆっくりと筋肉を伸ばすようにするのがコツです。一定のストレッチを繰り返すことにより関節・筋肉・腱に継続的に負担が加わります。スポーツ障害は、使いすぎによって起こることがほとんどです。
野球では、全力投球であれば中学生なら1日70球まで。高校生であれば1日100球までを限度としましょう。このとき、年齢ではなく個人の身体の発育に合わせた指導を心がけてください。筋力トレーニングは、筋肉が増える高校生の時期に行うことが効果的です。中学生などのまだ身体ができていない時期には、瞬発性や身体の使い方を覚えるトレーニングを中心に行うようにしてください。
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