成長期の子どもの食事で意識したいたんぱく質
食事からのたんぱく質の摂り方
「子どもの好き嫌いが激しい」「充分な量を食べてくれない」など、子どもの食事に関する悩みを抱える方は少なくありません。健康作りはもちろんのこと、子どもの成長のためにも、毎日の食事で栄養のバランスに気を付ける必要があります。
子どもに必要な栄養素として人気No.1のカルシウム。これと同じくらい意識して摂取したい栄養素が、たんぱく質です。健康作りを意識する大人やスポーツで鍛えている方を含め、年齢・性別・生活環境に関係なく、たんぱく質は欠かせない栄養素です。
たんぱく質は筋肉や骨の形成を促進させるだけでなく、髪の毛や爪や臓器の働きのためにも使われています。成長期の子どもにたんぱく質不足が起こると、著しく筋肉量が減少する恐れがあります。それにより、運動機能が低下してしまうのです。身長を伸ばすためには睡眠や運動は大切ですが、たんぱく質を十分に摂取することも重要です。
たんぱく質は、動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類に分類されています。動物性タンパク質は、肉類・魚介類・卵。植物性タンパク質は、豆腐・納豆・お麩などが挙げられます。成長期の子どもの1日に必要なタンパク質の目安は60g~65gです。食事で意識して摂取する場合、ご飯では、茶碗1杯分で約7.5gのたんぱく質が含まれます。動物性のタンパク質を代表する肉であれば、種類や部位によっても摂取できる量が違いますが、100gで比較すると、鶏ささみは23g、牛もも肉は21g、豚ロース19gです。卵は12g、プロセスチーズは22g。1日に必要な目安を目指して、積極的に食事に加えてください。
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