成長とスポーツの関係

成長ホルモンとスポーツの関係はさまざまなところで認められています。成長期はもちろんのこと、大人になってからもスポーツをすることで成長ホルモンの分泌を促すことができます。特に全身の筋肉を使って運動を行うことで、骨に対するアプローチができます。これにより骨端線に刺激が伝わって軟骨の増殖へと繋がり、丈夫な骨を作ります。成長期にあまりにも筋肉への負荷をかけすぎた運動をしてしまうと筋肉の繊維に傷がつき骨の成長促進を妨げることになるので、やりすぎには注意が必要です。身長を伸ばすことを目的とするならば、適度な短時間の運動や筋トレが良いでしょう。

バスケットボールやバレーボールをしている選手は、高身長だなと感じたことはないでしょうか？身長を伸ばすには、バスケットボールやバレーボールが良い言われている理由は、骨端線への刺激がカギとなっています。これらは頻繁にジャンプするスポーツですが、ジャンプする力が骨に圧をかけます。ジャンプすることにより、見えないところで骨を引っ張る力が働いているのです。物理的に骨を引っ張った状態にあると、骨端線に適度な刺激が与えられ、骨端軟骨の血流が活発になります。同時に成長ホルモンや栄養素などがまんべんなく運ばれます。すると骨端軟骨が増殖し、頑丈な骨が作られます。骨に圧を与えるのはジャンプするスポーツだけではありません。鉄棒や水泳でも骨に圧を与える運動に含まれますので、部活動選びの参考にしてみてください。