高校生の時期に意識して摂りたい栄養素

高校生の時期に必要なエネルギーとなるのは炭水化物などの糖質・たんぱく質・脂質です。その中でもたんぱく質が最も重要な栄養素であり、ミネラルは補助する役割をしています。脂質は細胞膜や脳・神経系の機能を保ったり、体脂肪組織を作って体温を維持することにより臓器を守ります。ビタミン・ミネラルは身体のコンディショニングに役立ち、疲労回復などにも効果的です。運動やスポーツによる怪我を予防する役割もあります。

筋肉量が増え始めてくる時期である高校生の身体は、身体をつくる糖質やたんぱく質の量が不足しないように、意識してしっかり摂りましょう。特に女子は痩せたいという意思を持つ子が多いため、親としてはエネルギー不足を起こさせないことが必要です。脳や体を動かすエネルギーとなる炭水化物は、必須の栄養素です。もしも糖質の摂りすぎを気にしてダイエットをするのあれば、お菓子やジュースなどの甘いおやつを減らすことを心がけましょう。カルシウムの摂取が最重要になるのは中学生頃とされますが、20歳頃までは成長のチャンスがまだ残っているので、カルシウム・たんぱく質・ビタミンD・ビタミンKといった骨を作るために必要な栄養素は意識して摂りましょう。また、身体の細胞は寝ている間に成長し、傷ついている部位を修復します。夜更かしをするとそのリズムが破綻してしまい、成長が遅れたり修復が行われず翌日まで疲労が残る可能性があります。高校生の場合は、早寝早起きを習慣化させることも大切です。